最新記事

理論・研究

ゴーレム効果は、上司や教師、親などから低い期待を向けられることで、本人の成績や行動が実際に下がってしまう心理現象である。社会心理学では自己成就予言の一種に位置づけられ、期待が成果を押し上げるピグマリオン効果の負の対応概念として理解されている。

理論・研究

スノッブ効果とは、ある商品やサービスの持ち主が増えるほど、その価値を低く見積もり、自分はあえて手に入れたくないと感じる消費者心理です。みんなが持っているものは欲しくない、人と違うものが欲しいという感覚が核にあり、地域限定の新作スイーツを見かけた瞬間に急に気になり始めるのも、この心理で説明できます。

暮らしの心理学

レジリエンスは、逆境やストレスに直面しても心の健康を保ち、立て直していく力である。もともとは物理学の弾性を表す語で、外力でしなっても戻る性質を心に当てはめた概念だから、我慢やストレス耐性のように固く耐え続ける強さとは少し違う。

理論・研究

性格とは、さまざまな状況をまたいで比較的一貫して現れる、感じ方・考え方・行動の個人差のパターンである。MBTIやビッグファイブに触れたことがあっても、その手前にある「性格とは何か」を学問として言い切れる人は多くありません。

理論・研究

IQ(Intelligence Quotient)とEQ(Emotional Intelligence Quotient)は、しばしば対立する概念のように語られますが、実際には測る対象が異なる別々の指標です。

暮らしの心理学

記憶とは、1968年に提唱された多重貯蔵モデルで理解される、感覚記憶・短期記憶・長期記憶を通る情報の移行過程である。感覚記憶は0.5〜2秒、短期記憶は15〜30秒しか保たれず、そこを抜けて長期記憶へ届いてはじめて「覚えた」と言える。

暮らしの心理学

習慣化の心理学とは、三日坊主を「意志が弱いせい」と片づけず、続く仕組みを知るための考え方である。マクスウェル・モルツの1960年の観察が広めた「21日で習慣になる」という話は、ロンドン大学(UCL)の2010年の研究で見直され、新しい行動が自動化するまで平均66日、18〜254日と幅があることが示された。

暮らしの心理学

使いやすさとは、同じ機能を持つアプリでも「なぜか使いやすいもの」と「なんとなく使いにくいもの」が分かれる理由を、心理法則で説明する考え方である。人事・組織開発の現場でも、社内ツールへの不満をそのまま受け取るのではなく、フィッツの法則やヒックの法則のような言葉に置き換えるだけで、

暮らしの心理学

スポーツ心理学は、1898年のノーマン・トリプレットによる自転車競技の研究から発展してきた、練習で身につけた力を本番で発揮するための学問です。頭が真っ白になって体がこわばるあの感覚も、根性や才能の差ではなく、覚醒の水準と注意の向き方が崩れた結果として説明できます。

暮らしの心理学

行動経済学は、人が常に合理的に損得を計算するという従来の経済学の前提を疑い、実際の意思決定に働く心理のクセを解き明かす学問です。1979年のプロスペクト理論を出発点に、カーネマンは2002年、リチャード・セイラーは2017年にノーベル経済学賞を受賞し、

理論・研究

神経科学と心理学は、心は脳のはたらきだと知っていても「脳のどこが、何が、どう心を生んでいるのか」をまだ言葉にしきれない人に向けた入門的な理論記事である。成人の脳は約860億個のニューロンから成り、重さは約1,400グラム、体重の約2%しかない。

暮らしの心理学

マーケティング心理学は、人が値段や性能だけでなく、心の近道で購買を決めるしくみを扱う学びである。1979年にプロスペクト理論を提唱し、2002年にノーベル経済学賞を受けたカーネマンの仕事は、その前提をはっきり示してきた。