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理論・研究

シンクロニシティは、ユングが1952年に「非因果的連関の原理」として示した、因果関係では説明できないのに当人には強い意味をもって立ち現れる偶然の一致である。日本語では主に共時性と訳され、学生時代に「ふと頭に浮かんだ旧友からその日のうちに連絡が来た」という体験のように、日常の手触りから触れやすい。

理論・研究

サブリミナル効果とは、意識的に気づけない強さや時間で提示された刺激が、本人の反応に影響するという考え方である。1957年にジェームズ・ヴィカリーがニュージャージー州の映画館で1/3000秒のメッセージを入れたと発表して以来、コカ・コーラやポップコーンの売上増という派手な話だけが広まり、

コラム

フロイト、ユング、アドラーの名言は、いずれも同じ心理学史の空気の中から生まれた言葉ですが、理論の前提が違うため、並べるとしばしば矛盾して見えます。フロイトは1856年から1939年、ユングは1875年から1961年、アドラーは1870年から1937年に生きた人物で、それぞれ無意識、集合的無意識、

資格・進路

心理学部は、入試では文系、学問としては文理融合の学部である。多くの大学が文学部や人間科学部に置いているため「文系で受ける」が基本形ですが、成り立ちは哲学と医学・生理学の両方にまたがっており、心理学統計法や実験演習まで学ぶ以上、数学を避ける前提では進みにくいのが実情です。

暮らしの心理学

倦怠期は、恋愛の愛情がゼロになる現象ではなく、情熱・親密性・コミットメントという3成分の比重が組み替わる過程である。情熱は交際初期に急速に高まり、その後は低下または横ばいに転じるのに対し、コミットメントは立ち上がったあと比較的安定して残るため、「前ほど心が動かない」という感覚が生まれやすい。

理論・研究

ネームレター効果とは、自分の姓名に含まれる文字を、それ以外の文字よりも無意識に好ましく感じる心理現象である。1985年にベルギーの社会心理学者が、自分の名前の文字が入った車のナンバープレートに目が向くという日常の自己観察からこの概念を報告して以来、文字の好意度を採点させる実験で繰り返し確認されてきた。

理論・研究

コントラスト効果(対比効果)とは、2つ以上のものを比べたとき、その差が実際以上に大きく感じられる心理現象である。筆者が研究助手として実験の刺激提示順を組んでいたころも、同じ中程度の刺激でも直前に強い刺激を挟むだけで参加者の評価が下がり、知覚は絶対値ではなく相対で動くのだと実感した。

資格・進路

心理学検定は2007年開始の大学卒業レベルの検定で、10科目を積み上げて特1級・1級・2級を認定する独自方式を採る資格である。こころ検定は2018年開始、4級から1級までの段階式で、文部科学省後援のもと入口の広さが特徴だ。名前は似ていても、主催、想定レベル、級の決まり方、独学のしやすさはまったく違う。

理論・研究

投影法は、ロールシャッハテスト、TAT(主題統覚検査)、バウムテストに代表される心理検査の一系統で、曖昧な刺激への自由な反応に本人の内的世界が映り込むと考える方法である。

暮らしの心理学

嘘を見抜く心理学とは、目線や仕草を手がかりに本音を読む方法をめぐる心理学であり、見知らぬ相手の嘘を見抜く平均正答率は約54%と、偶然の50%とほとんど変わりません。『目を合わせない=嘘』や「右上を見ると嘘」といった定番の目線サインも研究では支持されず、まず通説をいったん疑うところから始める必要があります。

暮らしの心理学

脈ありサインとは、好意を持つ相手に無意識に表れる非言語シグナルであり、視線や距離、笑顔、声のトーンに本音がにじむ現象である。人事・組織開発の現場で多くの対人行動を見てきた筆者も、「好き」という言葉より、目が合った後の0.5秒や自由な席でどこに座るかのほうが、ずっと多くを語ると感じてきた。

暮らしの心理学

第一印象は、相手を見てから約0.1秒で判断が始まり、7秒ほどで信頼性や有能さの評価まで固まるほど速く働く。だからこそ、面接や自己紹介で「最初の数秒で苦手意識を持たれた気がする」と感じる場面には、感覚ではなく設計として向き合う意味があるのである。