暮らしの心理学

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レジリエンスとは、困難や強いストレスにうまく適応し、落ち込んでもしなやかに立ち直る心の回復力である。人事・組織開発の現場で社員研修を設計してきた経験からも、打たれ強い人は何があっても動じないのではなく、回復が速いだけだと実感してきた。

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人間関係リセット症候群とは、築いてきた人間関係を衝動的に断ち切りたくなる心理状態を指す造語であり、医学的な病名ではありません。SNSアカウントの突然の削除や連絡先の変更を知らせないままの音信不通、転職や引っ越しをきっかけにした関係の遮断まで、思い当たる行動は意外と身近です。

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承認欲求とは、マズローの欲求段階説で下から4番目に位置する尊重欲求であり、他者から認められたい気持ちと自分を価値ある存在として確かめたい気持ちの両方を含む自然な欲求です。

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怒りっぽさは、単なる性格の悪さではなく、不安や悲しさ、寂しさのような一次感情が積み重なって表に出る二次感情として理解すると、見え方が変わります。筆者が産業心理学の知見を職場研修で扱っていたときも、強く怒る人ほど実際には焦りや不安を抱えている場面が多く、

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八方美人とは、誰にでも愛想よく振る舞い、どの方角から見ても欠点がないように映る人を指す俗語で、医学的な診断名ではありません。気乗りしない飲み会の誘いに、断る理由を考えるより先に「行きます!」と笑顔で答えてしまい、帰り道で重たい気持ちになった経験があるなら、

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他人と比べてしまうのは、意志が弱いからでも性格が悪いからでもなく、人間に備わった自然な働きです。1954年にレオン・フェスティンガーが提唱した社会的比較理論では、人は自分の意見や能力を確かめるために他者をものさしにすると説明されます。

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共依存とは、依存症などの問題を抱える相手を支える側が、相手に強く関わりすぎて自分の気持ちや生活を犠牲にしてしまう関係のパターンである。1970年代後半の米ミネソタでアルコール依存症の夫と世話を焼く妻の関係から広まり、

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DISC理論とは、人の行動傾向をD(主導)・I(感化)・S(安定)・C(慎重)の4スタイルで捉える、1928年にマーストンが示したコミュニケーションの枠組みです。人事・組織開発の現場でも「なぜあの人とは話が噛み合わないのか」と悩む相談は少なくありません。

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エゴグラムは、1950年代後半にエリック・バーンが提唱した交流分析を母体に、弟子のジョン・M・デュセイが考案した自己理解ツールである。CP・NP・A・FC・ACという5つの自我状態を棒グラフで見える化し、性格の優劣を決める診断ではなく、自分の中の傾向の配分を映す鏡として活用するものだ。

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ビッグファイブ(五因子モデル)は、人の性格を開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向の5つの軸で捉える性格理論で、MBTIのように16タイプへ分けるのではなく、各軸の強弱を連続したスコアとして見ます。

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心理テストは、雑誌やSNSでよく見かける娯楽の診断であり、1948年のフォアラーの実験では、全員に同じ性格記述を配ったのに当てはまり度の平均が約4.26まで上がりました。

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モチベーションとは、目標に向けて行動を起こし、維持し、方向づける心理の仕組みであり、やる気は性格や意志の強さだけで決まるものではない。人事・組織開発の現場でも、ご褒美で社員を動かそうとして、かえって続かなくなる場面を見てきたが、そこで見えてきたのは、やる気は気合いではなく設計で変わるという事実だった。