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マズローの欲求5段階説とは|自己実現と限界
大学の授業やビジネス研修でマズローのピラミッドだけが当然の前提として配られる場面に、筆者はたびたび引っかかってきました。1943年の論文A Theory of Human Motivationで示されたのは、
アドラー心理学とは?概念・歴史と嫌われる勇気の関係
アドラーの個人心理学は、人を「分割できない全体」として捉えるところから始まります。オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラー(1870-1937)がフロイトと決別して1910年代に形にした理論ですが、日本では嫌われる勇気(2013)を通じて広まり、原典より強いメッセージだけが先に知られた面もあります。
心理学を日常に活かす方法|人間関係が変わる10の法則
人間関係が少しこじれるとき、その原因は性格の相性だけではなく、心と行動のクセで説明できることがあります。心理学は「心と行動」を科学的に扱う学問で、立正大学や日本心理学会が整理しているように、仕組みを探る基礎と、仕事や日常に活かす応用に分けて考えると全体像がつかめます。
職場の人間関係を楽にする心理学テクニック7選
人間関係で毎日ぐったりしていると、「自分の性格が悪いのかも」と受け止めてしまいがちです。実際のところ、職場のしんどさは個人の資質だけでなく、上司部下の関係や会話の量、相談できる空気に強く左右されます。
恋愛心理学入門|好意サインと心理テクニック
学会の懇親会で、最初の短い挨拶だけで「話しやすそうだな」と印象が固まる場面に何度も出会ってきましたし、そのあと別の会場や休憩時間で何度か顔を合わせるうちに会話の力みがほどけていく感覚も、筆者自身くり返し実感してきました。
コーピング理論入門|ストレス対処法の基本
研究打合せの最中に、上司から「今夜までに急ぎでお願いします」と連絡が入った瞬間、筆者の頭の中では、これは脅威なのか挑戦なのか、打てる手はあるのかという見積もりがほとんど無意識に走っていました。
説得の心理学と6つの原則|ELMで理解
このページで扱うのは営業の小手先ではなく、社会心理学でいう「説得」の枠組みです。検索で混同されがちなデール・カーネギーの人を動かすにある“6原則”とは別に、ここではロバート・B・チャルディーニが1984年の著作で整理した6原則を見ていきます。
色彩心理学とは?色が感情に与える影響と限界
色彩心理学は、色の見え方や印象、感情との結びつきを扱う分野ですが、1810年の色彩論から続く研究史と、2003年ごろに一般向けに整理された「学問名としての広がり」は分けて見る必要があります。
購買意思決定の心理学|5段階とAI時代
限定セールのカウントダウンに背中を押されて、筆者は予定になかった家電を買ったことがあります(筆者の体験に基づく一例)。購入直後は満足していたのに、あとからレビューを読み直して「やはりこれでよかった」と自分を納得させている自分に気づきました。
心理学の有名な実験10選|結果と現代評価
会議で自分だけ違う意見を口にしづらかったり、上司の依頼を断れないまま引き受けてしまったり、スマホの通知音で反射的に端末へ手が伸びたりする瞬間に、心理学の有名実験は思いのほか日常へつながってきます。
ミルグラム実験とは?方法・結果・現代的意義
1961年にイェール大学で始まり、1963年に公表されたミルグラム実験では、代表条件で参加者40人のうち26人、つまり65%が最大450Vまで進み、しかも全員が300Vまでは従いました。
スタンフォード監獄実験とは?概要・批判と現代評価
権力が人を変えるの象徴的な実例として語られがちなスタンフォード監獄実験ですが、1971年にスタンフォード大学で行われたこの研究は、参加者24人、報酬は1日15ドル、予定2週間に対して実際は6日で中止という基本事実をまず押さえておく必要があります。