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暮らしの心理学

八方美人とは、誰にでも愛想よく振る舞い、どの方角から見ても欠点がないように映る人を指す俗語で、医学的な診断名ではありません。気乗りしない飲み会の誘いに、断る理由を考えるより先に「行きます!」と笑顔で答えてしまい、帰り道で重たい気持ちになった経験があるなら、

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他人と比べてしまうのは、意志が弱いからでも性格が悪いからでもなく、人間に備わった自然な働きです。1954年にレオン・フェスティンガーが提唱した社会的比較理論では、人は自分の意見や能力を確かめるために他者をものさしにすると説明されます。

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共依存とは、依存症などの問題を抱える相手を支える側が、相手に強く関わりすぎて自分の気持ちや生活を犠牲にしてしまう関係のパターンである。1970年代後半の米ミネソタでアルコール依存症の夫と世話を焼く妻の関係から広まり、

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DISC理論とは、人の行動傾向をD(主導)・I(感化)・S(安定)・C(慎重)の4スタイルで捉える、1928年にマーストンが示したコミュニケーションの枠組みです。人事・組織開発の現場でも「なぜあの人とは話が噛み合わないのか」と悩む相談は少なくありません。

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エゴグラムは、1950年代後半にエリック・バーンが提唱した交流分析を母体に、弟子のジョン・M・デュセイが考案した自己理解ツールである。CP・NP・A・FC・ACという5つの自我状態を棒グラフで見える化し、性格の優劣を決める診断ではなく、自分の中の傾向の配分を映す鏡として活用するものだ。

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ビッグファイブ(五因子モデル)は、人の性格を開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向の5つの軸で捉える性格理論で、MBTIのように16タイプへ分けるのではなく、各軸の強弱を連続したスコアとして見ます。

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心理テストは、雑誌やSNSでよく見かける娯楽の診断であり、1948年のフォアラーの実験では、全員に同じ性格記述を配ったのに当てはまり度の平均が約4.26まで上がりました。

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モチベーションとは、目標に向けて行動を起こし、維持し、方向づける心理の仕組みであり、やる気は性格や意志の強さだけで決まるものではない。人事・組織開発の現場でも、ご褒美で社員を動かそうとして、かえって続かなくなる場面を見てきたが、そこで見えてきたのは、やる気は気合いではなく設計で変わるという事実だった。

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性格診断は、MBTIや血液型診断のように「当たる」と感じやすい一方で、その印象の中心にはバーナム効果がある。1948年にバートラム・フォアが行った実験では、全員に同じ性格文を返しただけなのに、学生たちは自分向けの診断として平均4.26点もの高い評価をつけた。

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MBTIは、Myers-Briggs Type Indicatorの略で、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標を指します。外向/内向(E/I)、感覚/直観(S/N)、思考/感情(T/F)、判断/知覚(J/P)の4軸を2択で組み合わせ、16タイプに性格傾向を整理する自己理解の枠組みです。

コラム

進路カウンセリングの現場で何度も見てきたのは、「自信がない」と話していた人が、学習や仕事の小さな成功を言葉にした途端、急に足元の感覚を取り戻す場面でした。自己肯定感はそうした実感と結びつく一方で、流行語として広がったぶん意味が曖昧になりやすく、何を高めればいいのか見失いやすい言葉でもあります。

暮らしの心理学

0〜2歳、3〜6歳、小学生、思春期の4区分で発達特徴と関わり方を整理。アタッチメント・ピアジェ・エリクソンの違いと活かし方をやさしく解説。年齢は目安という前提と専門相談の目安も紹介します。