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暮らしの心理学

モラトリアムとは、もとはラテン語 mora(遅延)に由来する支払い猶予の概念であり、エリク・H・エリクソンが青年期の心理に転用して「心理社会的モラトリアム」として位置づけた用語です。

暮らしの心理学

承認欲求とは、他者から認められ、尊重されたいという願望を指す心理学の概念であり、誰にでもある自然な欲求です。小野寺美咲は産業・組織心理学と認知バイアスの日常応用を専門にしており、新しい投稿の「いいね」の数を何度もスマホで確かめてしまう、あの落ち着かなさも、承認欲求のレンズで見ると輪郭がはっきりします。

暮らしの心理学

インナーチャイルドとは、幼少期から思春期の体験や感情、思考や行動のパターンが大人になっても人格の一部として残ったものを指す言葉です。創造性や好奇心といった健やかな面も含む両義的な概念であり、心理学の正式な専門用語というよりセルフヘルプ領域で広まった説明語として押さえると、過度な神秘化を避けやすくなります。

暮らしの心理学

劣等感とは、自分を客観的な劣りとは別に「主観的に劣っている」と感じる心の働きで、アルフレッド・アドラーが子ども期から生涯にわたって誰もが繰り返し抱く普遍的な感覚として整理したものである。

暮らしの心理学

アイデンティティ(自我同一性)とは、時間が経っても「自分は自分である」と感じられる連続した感覚であり、エリク・H・エリクソンが1950年に示した心理社会的発達理論の中核をなす概念です。

理論・研究

希少性の原理とは、手に入りにくいものや残り少ないものほど価値が高いと感じてしまう心理傾向であり、社会心理学者ロバート・B・チャルディーニが影響力の武器で整理した6つの影響力の原理の1つです。

理論・研究

好意の返報性とは、相手から向けられた好意に対して、同じくらいの好意を返したくなる心理傾向である。プレゼントのやり取りに限らず、感謝の言葉や好意的な態度でも生じ、返報性の原理という大きな枠組みの中では好意・敵意・譲歩・自己開示の4分類のうちのプラス方向に位置づく。

暮らしの心理学

マインドフルネスは、今この瞬間の体験に評価を加えず意図的に注意を向ける心の使い方で、仏教の瞑想を源流にしながら、1979年にジョン・カバットジンがマサチューセッツ大学医学部でMBSRとして体系化したことで心理学と医療の文脈に広まりました。

理論・研究

フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)は、1966年にフリードマンとフレイザーがスタンフォード大学で示した、相手が応じやすい小さな要請から始めて本命の大きな要請へつなぐ社会心理学の手法である。

理論・研究

ローボールテクニックは、最初に魅力的な好条件を示して相手の承諾を取りつけ、その後で不利な条件を付け加えたり、好条件を取り消したりする説得術である。自動車購入の諸経費や飲み放題の客寄せで、あとから条件が変わるあの感じに近い。

理論・研究

ドア・イン・ザ・フェイスとは、最初に大きな要求をわざと断らせ、その後に本命の小さな要求を通す譲歩的依頼法である。1975年のチャルディーニの実験では、本命だけを頼んだ承諾率が約17%だったのに対し、先に重い依頼を断った後では約50%まで上がり、しかも大きな依頼を聞かされただけの群は約25%にとどまった。

理論・研究

アンダーマイニング効果とは、もともと「楽しいから」「やりたいから」と続けていた行動に金銭などの外的報酬を足すと、かえってやる気がしぼむ心理現象である。好きで描いていた絵にご褒美をつけたら、以前ほど描かなくなった——そんな逆説は、内発的動機づけと外発的動機づけのぶつかり方を端的に示している。