暮らしの心理学

アサーションとは|上手な自己主張の3タイプとDESC法

更新: 小野寺 美咲
暮らしの心理学

アサーションとは|上手な自己主張の3タイプとDESC法

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現であり、我慢して飲み込むノンアサーティブでも、強く押し切るアグレッシブでもない第3の選択肢です。1949年に行動療法の文脈で「自己主張の必要性」が語られたとされ、日本では1980年代に平木典子が紹介して広まったことで、

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現であり、我慢して飲み込むノンアサーティブでも、強く押し切るアグレッシブでもない第3の選択肢です。
1949年に行動療法の文脈で「自己主張の必要性」が語られたとされ、日本では1980年代に平木典子が紹介して広まったことで、日常の伝え方を整える考え方として定着してきました。
人事・組織開発の現場で、断れずに残業を抱え込む若手社員とDESC法を一緒に書き出した瞬間、表情がふっとほどけたことがありましたが、アサーションはまさに、言えなくてモヤモヤする場面をほどくための実践です。
会議で意見を飲み込みがちだった自分も、Iメッセージへの言い換えを練習して少しずつ変わりました。

アサーションとは|自分も相手も大切にする自己表現

アサーションとは、自分の気持ちや考えを率直に伝えながら、相手の気持ちも同じだけ尊重する自己表現です。
assert は「主張する」「断言する」という原義を持つため強い言葉に見えますが、心理学でのアサーションは相手を押しのける技術ではありません。
自分を消して飲み込むことでも、相手をねじ伏せることでもない。
両者のあいだで本音を扱うための考え方です。

アサーションの意味と『assert(主張する)』の語源

アサーションの源流は、1949年に行動療法家アンドリュー・ソルターが『自己主張の必要性』を説いたことにあるとされます。
その後、1950年代に訓練法として発展し、1960年代には公民権運動とも響き合いながら広がりました。
日本へは1980年代に臨床心理学者・平木典子が紹介し、1990年代以降に広く知られるようになりました。
長く受け継がれてきた背景があるからこそ、単なる流行語ではなく、対人関係を整える実践として位置づけられているのです。

『言いたいことを言う=わがまま』という誤解を解く

多くの人は、自己主張をすると「わがまま」「自己中心的」と見られるのではないかと身構えます。
けれど、ほんとうのわがままは相手の都合や気持ちを無視して押し通す攻撃的なふるまいです。
アサーションはその逆で、相手の反応を確かめながら自分の考えも言葉にするため、関係を壊しにくい。
たとえば、研修設計に携わった場面でも、「言いたいことを言う=場の空気を壊す」と信じていた参加者が、定義を聞いた瞬間に表情をゆるめ、「我慢しなくていいんだ」と安心したことがありました。
言葉にしてよい、という感覚はそれだけで人を楽にします。

我慢でも攻撃でもない『第3の選択肢』という発想

我慢して飲み込めば、その場は静かでも不満が積み重なり、あとで関係がこじれやすくなります。
逆に強く言いすぎると、相手は萎縮して本音を出しにくくなるでしょう。
アサーションはこの両極の間にある『第3の選択肢』です。
どちらかを犠牲にする必要はない、という発想の転換が核心になります。

この考え方は性格論ではなく、身につける技術です。
断れなさは生まれつきの弱さではなく、伝え方の選択肢が少ない状態として捉え直せます。
筆者自身、初めてアサーションという言葉に出会ったとき、自分の断れなさが性格ではなくスキル不足だと分かって肩の荷が下りました。
DESC法やIメッセージのような型で練習すれば、苦手意識がある人ほど変化を実感しやすいはずです。
まずは小さな場面で試してみてください。
おすすめです。

3つの自己主張タイプ|攻撃的・非主張的・アサーティブ

心理学では、コミュニケーションをアグレッシブ、ノンアサーティブ、アサーティブの3タイプに分けて考えます。
ここでの違いは優劣ではなく、どこに傾きやすいかという話です。
人は場面によって揺れるものなので、まずは自分を責めずに傾向を見つめることが出発点になります。

アグレッシブは自分を優先し、必要以上に相手を押し切ってしまう伝え方です。
ノンアサーティブは相手を優先しすぎて、自分の気持ちや都合を後回しにします。
どちらも短期的には場を動かせても、長い目で見ると関係の摩耗につながりやすいので、その中間にあるアサーティブを知る意味が出てきます。

アグレッシブ(攻撃的)|勝ち負けで相手を押し切る

アグレッシブは、自分の主張を通すことに意識が強く向いた状態です。
たとえば管理職との面談で「つい強く言ってしまう」と相談を受けても、本人は攻撃的な自覚がなく、「正論を言っただけ」と受け止めていることがあります。
ここが落とし穴で、内容が正しくても、言い方が相手の評価や非難に寄ると、聞き手は防御的になりやすいのです。
「なんでまだ終わってないの」といった言い回しは、その典型でしょう。

このタイプは、その場の進行や決定を早める力を持ちます。
けれども、相手が萎縮すると本音が出にくくなり、後から相談や連携が細ることがあります。
心理学でいう3タイプの区分は、相手に勝つかどうかではなく、伝え方が関係にどんな跡を残すかを見るためのものだと考えると、理解しやすくなります。

ノンアサーティブ(非主張的)|我慢して飲み込む

ノンアサーティブは、相手を優先して自分の希望を飲み込む伝え方です。
「……大丈夫です」と返しておけば波風は立ちませんが、その瞬間に自分の負担や不満も一緒に置き去りになります。
筆者自身、会議で意見を飲み込んだあと、家に帰ってから一人で反論を何度も組み立て直して消耗していた時期がありました。
言わなかった安心より、言えなかった引っかかりのほうが長く残るのです。

この傾向が続くと、不満が内側に溜まり、ある日まとめてあふれたり、相手への気持ちが静かに冷えたりします。
摩擦を避けるための沈黙が、かえって関係の距離を広げることもあるでしょう。
だからこそ、我慢を美徳として固定せず、「言わない」だけで終わらせない視点が必要になります。

アサーティブ|自分も相手も尊重するバランス型

アサーティブは、自分の考えを述べながら相手にも配慮する自己表現です。
自分を押し通すのでもなく、ただ飲み込むのでもない、第3の選択肢として位置づけられます。
たとえば残業を頼まれたときに、「お役に立ちたい気持ちはあります。
ただ今日は予定があるので、明日の朝一なら対応できます」と伝える形です。
気持ちと事情、そして相手への配慮が同じ文の中で両立しています。

アサーションの考え方は、1949年に行動療法の文脈で自己主張の必要性が説かれたことに始まり、1950年代に訓練法として発展し、1960年代には公民権運動と連動して広がったとされます。
日本では1980年代に臨床心理学者・平木典子が紹介し、1990年代以降に広く知られるようになりました。
DESC法やIメッセージも、この「相手を押しのけずに伝える」流れの中で使いやすい形として整理されたものです。
自分の口ぐせと、言った後の気分を見比べると傾向は見えやすくなります。
「言い過ぎた」と後悔しやすければ攻撃寄り、「言えばよかった」と後悔しやすければ非主張寄り。
そこで気づけたら、次の一言を少しだけ整えてみてください。

DESC法|4ステップで自己主張を組み立てる

DESC法は、1976年の書籍『Asserting Yourself』で示された4段階の自己主張法として知られています。
感覚のまま言葉を探すのではなく、Describe、Explain/Express、Specify/Suggest、Choose の順に組み立てるため、何をどう言えばよいか迷いやすい場面で使いやすい型です。
残業の依頼や納期相談のように、相手との関係を保ちながら断りたいときほど力を発揮します。

D・E・S・Cそれぞれのステップの意味

DのDescribeは、まず事実だけを置く段階です。
「今日は18時で退社予定です」のように、評価や感情を混ぜず、誰が見ても同意できる情報に絞ると、相手は非難されたと受け取りにくくなります。
続くEのExplain/Expressでは、自分の気持ちや意見を主観として伝えます。
「私は早く帰って家族と過ごしたいと思っています」と言えば、要求ではなく事情として共有しやすくなるでしょう。
SのSpecify/Suggestは、断るだけで終わらせず代替案を示す段階です。
「今日は難しいですが、明日の午前なら対応できます」と添えると、相手も次の手を考えやすくなります。
CのChooseは、その提案を受けたあとにどう動くかを見据える部分です。
「もし急ぎなら他の方に相談する形でも構いません」と選択肢を置けば、YesでもNoでも行き詰まりにくくなります。

残業の依頼を角を立てずに断る例文

筆者が若手社員の相談に乗ったときも、断れずに抱え込んだ残業の依頼をDESC法の4行に書き出すだけで、言葉が一気に整いました。
口頭では「断ったら印象が悪いかもしれない」と詰まっていたのに、紙にすると事実、気持ち、代替案、次の選択が分かれ、自然に並ぶのです。
たとえば、残業を断る場面なら、Dで「本日は18時以降に予定があります」、Eで「長時間の対応は難しいです」、Sで「明日の午前なら着手できます」、Cで「急ぎなら別担当に回してもらって構いません」と組み立てられます。
筆者自身も取引先への納期相談でDESC法を紙に下書きして臨んだところ、感情的にならずに代替案まで提案でき、関係を保ったまま話を終えられました。
おすすめです。

DESC法を使うときのつまずきポイント

つまずきやすいのは、DとEを混ぜてしまうことです。
「いつも急に頼んでくる」は事実の描写ではなく、相手への非難が入った表現になります。
Dでは「今日の依頼が入った」と事実だけに絞り、評価はEに分けて出すほうが、受け手は防御的になりにくいのです。
もうひとつは、Sを飛ばしてCだけで終えることです。
選択肢を示しても代替案がなければ、相手には断られた印象だけが残ります。
DESC法は順番通りに書くと、気持ちを抑え込むのではなく、相手と合意点を作るための会話になります。
紙に4行で下書きしてから話す練習をしてみてください。
会話の立ち上がりが変わります。

Iメッセージ|主語を『私』にして角を立てずに伝える

Iメッセージは、主語を「私」にして自分の気持ちや考えを伝える話法です。
DESC法のEにあたる「表現」を支える具体的なテクニックで、同じ事実でも受け取られ方が変わります。
相手を評価するのではなく、自分の内側で起きた反応を言葉にすることで、角を立てずに本音を届けやすくなるのが特徴です。

IメッセージとYouメッセージの違い

Youメッセージは主語が「あなた」になりやすく、相手の行動そのものだけでなく、性格や態度まで評価しているように聞こえやすい表現です。
「あなたはいつも遅い」と言われると、聞き手は事実の確認より先に「責められた」と感じやすくなります。
すると、伝えたい内容よりも反発や言い訳が前面に出てしまい、会話の目的がずれていくのです。
Iメッセージはそこを避け、「私は〜と感じる」と自分側の受け止め方に置き換えるため、同じ場面でも対立の火種を小さくできます。

Youメッセージを言い換える3つの例

筆者が研修で参加者にYouメッセージをIメッセージへ言い換えてもらったとき、たった一語を変えただけで「急にやわらかく聞こえる」という驚きの声が上がりました。
たとえば、「なんで連絡くれないの」は「連絡がないと心配になる」に変えられますし、「資料が分かりにくい」は「私にはこの部分が読み取りにくかった」と言い換えられます。
さらに家庭でも、「なんで片づけないの」を「散らかっていると私が落ち着かなくて」に変えたら、反発が先に立っていた空気が協力に変わりました。
主語を入れ替えるだけで、非難が要望へと変わる感覚をつかみやすくなります。

Iメッセージが相手の防御を生まない理由

Iメッセージが防御を生みにくいのは、相手の人格を裁く言い方ではなく、「自分の内側で起きた事実」を述べる形だからです。
感情は「心配になる」「残念に感じる」「うれしいと思った」のように、相手が否定しにくい情報として届きます。
だからこそ、聞き手は「責められている」と身構えにくく、まず受け止める余地が生まれます。
対話を続けたい場面では、この差がとても大きいでしょう。

ただし、Iメッセージは万能ではありません。
「私はあなたが間違っていると思う」のように主語だけを私にしても、中身が非難のままなら効果は薄くなります。
気持ちそのものに焦点を当てることがコツです。
心配、残念、嬉しいといった感情をそのまま伝えるほうが、DESC法のEとしても自然に機能します。

アサーション権|誰もが自己主張してよいという考え方

アサーション権は、人が自分の意思や要求を表明してよいという考え方で、技術の前に「主張してもよい」と認めるところから始まります。
罪悪感が強い人ほど、言い方の前に「言う資格があるのか」で足が止まりやすいものです。
そこを支えるのが、主張はわがままではなく権利だという発想です。

1960年代のアメリカで、公民権運動と連動して広がった背景をもつとされるのも象徴的です。
誰もが対等に声を上げてよいという思想が根にあるため、上下関係や遠慮の空気に飲まれず、自分の立場を言葉にしてよいと考えられます。
しかもその権利は、相手を押し切るためではなく、互いの境界を守るために使われるものです。

『自己主張は権利』という発想の意味

「言えない」の背景には、内容の問題より先に、申し出ること自体へのためらいがあることが少なくありません。
迷惑をかけたくない、断られたら気まずい、そう感じると口を開く前に引いてしまいます。
そこで役立つのが、自己主張は能力ではなく権利だと捉え直すことです。
自分に主張する資格があると分かるだけで、会話の入口が少し広がります。

実際に、筆者が「迷惑をかけたくないから頼めない」と話す相談者に、期待に応えるかを自分で決める権利があると伝えたことがあります。
すると、その人は初めて頼ることへの許可が下りたような表情を見せました。
相手の都合を無視してよいという話ではありません。
ただ、頼む前から自分を責めて止まっていた状態に、ひとつ視界が開けたのです。

平木典子が挙げる5つのアサーション権

臨床心理学者・平木典子は著書で、5つのアサーション権を挙げているとされます。
誰からも尊重される権利、他人の期待に応えるかを自分で決める権利、過ちを犯しその責任を持つ権利、支払いに見合うものを得る権利、自己主張しない権利です。
並べて見ると、単に「言う」ことだけでなく、「応じるか」「間違えるか」「受け取るか」まで含めて自分の選択として扱っていることが分かります。

ここで読者にとって特に大きいのは、対人場面の判断が一律の正解ではなくなる点でしょう。
たとえば期待に応えるかを自分で決める権利は、依頼を断る自由だけでなく、あえて引き受ける自由も守ります。
何でも背負い込むのではなく、引き受ける理由を自分で選べるからこそ、返事に納得感が生まれるのです。
会議で無理に意見をまとめようとして消耗していた筆者自身も、こうした権利を知ってからは、今は黙るという選択を認めやすくなりました。

『主張しない権利』もまた尊重される

5つ目の「自己主張しない権利」は、アサーションを誤解しないための要です。
アサーションは「いつでも、どんな場面でも、はっきり言うべきだ」という新たな強制ではありません。
言わない、今は引く、今日は保留する。
そうした選択も、自分で選んだなら尊重されるべきだと示しています。
ここが抜けると、自己主張は別の義務に変わってしまうでしょう。

だからこそ、アサーション権は自分のための権利であると同時に、相手の権利でもあります。
自分が主張してよいのと同じだけ、相手も断ってよい。
そう理解できると、提案が通らなかった場面でも、相手を拒絶ではなく選択として受け止めやすくなります。
対等さとは、双方が言えることではなく、双方が引けることまで含むものです。

日常で活かすアサーション|場面別の練習法

アサーションは、知識として知っているだけでは日常の会話に乗りません。
安全な場で何度も試して、少しずつ「言える感覚」を体に入れることが定着の近道です。
まずは低リスクな場面から始め、断る・頼む・意見するを小さく練習していきましょう。

3人1組のロールプレイで安全に練習する

ロールプレイの基本形は、依頼する人、依頼される人、観察する人の3人1組です。
難しい頼みごとを断る場面や、言いにくいお願いを伝える場面をそのまま演じると、実際の会話に近い緊張感を保ったまま練習できます。
終了後は観察者も交えて「どう感じたか」を振り返ることで、本人は気づきにくい口調や表情のクセが見えやすくなります。

コミュニケーション研修でこの形を進行したとき、観察役のひと言で本人が初めて自分の早口に気づいた場面がありました。
言葉の内容は悪くなくても、速さや間の詰まり方で印象が変わることは少なくありません。
だからこそ、指摘を受ける前提の安全な場が役に立つのです。
ここでつかんだ感覚は、実際の場面で言葉を選ぶ余裕につながります。
おすすめです。

断る・頼む・意見する|場面別のひとこと

場面別に練習すると、アサーティブな言い回しがどこで使えるのか整理しやすくなります。
断るときは、ただ拒むのではなく代替案を添えると、相手との関係を保ちやすいでしょう。
たとえば「今日は難しいですが、明日の午前ならできます」のように、DESCのSを意識して別案を出す形です。
頼むときは「会議資料を10分早めに共有してもらえると、確認時間が取れて助かります」のように、理由をIメッセージで添えると伝わりやすくなります。
意見するときは、まず「その案には納得できる部分があります」と受け止めてから、自分の考えを足すと対立になりにくいです。

一人で始めるなら、カフェでおかわりを頼む程度の低リスクな場面が向いています。
断られても失うものが少ない行動から始めると、緊張の壁が下がるからです。
筆者も最初はその小さな練習から始め、数週間後には会議で自然に意見を言えるようになりました。
毎日1回、短いひとことを試すだけでも、伝え方の選択肢は確実に増えていきます。

うまく言えなかった日の振り返り方

うまく言えない日があっても、自分を責める必要はありません。
今日はノンアサーティブに寄った、と気づけた時点で学びは進んでいます。
大切なのは失敗の有無ではなく、次にどう言えたかをひと言メモしておくことです。
たとえば、遠回しだったのか、声が小さかったのか、断る代わりに別案を出せたのかを短く残すだけで、次の場面で試すポイントがはっきりします。

振り返りは長く書く必要はありません。
会話の直後に一行だけ書く習慣で十分です。
その小さな記録が積み重なると、自分に合う言い方が見えてきます。
アサーションは、できた回数だけでなく、言い直しながら育てていくものだと考えてみてください。
そうすると、次の一歩が軽くなります。

この記事をシェア

小野寺 美咲

心理学科卒。企業の人事・組織開発部門で産業心理学を実務に応用してきた経験から、認知バイアスやコミュニケーション心理学など「日常で使える心理学」を伝えます。

関連記事

暮らしの心理学

内向型と外向型は、心理学者C.G.ユングが1921年の心理学的類型で示したように、関心が内的世界に向くか外界に向くかで分かれる性格傾向である。人事・組織開発の研修現場でも、同じ会議を終えて消耗する人と、むしろ勢いづく人がきれいに分かれる場面を何度も見てきたが、その差は社交の得手不得手ではなく、

暮らしの心理学

アンガーマネジメントは、1970年代のアメリカでDVや軽犯罪者の矯正プログラムとして生まれた、怒りと上手に付き合うための心理トレーニングです。怒りをゼロにする根性論ではなく、怒る必要のある場面では適切に怒り、不要な場面では怒らずに済むよう整えていく考え方だと捉えると、まず自分を責めすぎずに済みます。

暮らしの心理学

愛着スタイルとは、幼少期に養育者との関わりを通じて形づくられる、恋愛や友人関係、職場での人づき合いにまで影響する心の土台である。1950年代にジョン・ボウルビィが愛着理論を提唱し、1978年にエインズワースがストレンジ・シチュエーション法でその型を観察可能にしてから、

暮らしの心理学

コミュニケーション能力は、言語と非言語を「伝える・受け取る」で分けて考えると、ただの性格ではなく練習で伸ばせる力だと見えてきます。さらに、適切性と効果性の2軸、そして動機・知識・スキルの3層に分解すると、どこを直せばよいかが具体的になります。