しんりラボ

長谷川 理沙

心理学ライター

心理学系大学院修了。認知心理学・社会心理学を専門とし、年間100本以上の論文に目を通しながら最新の研究動向を分かりやすく解説します。

心理学入門理論・研究

心理学系大学院修了。大学研究助手として認知心理学・社会心理学の研究に従事。

長谷川 理沙の記事 (6)

理論・研究

保育園の朝、子どもが養育者の脚にしがみついたあと、少し落ち着くと先生に手を引かれて遊びへ向かう。公園でも、いったん大人のそばに戻って安心してから、また滑り台へ走っていく。この「離れる、戻る、また探索する」という見慣れた動きは、愛着理論の入口としてとてもよくできた場面です。

心理学入門

心理学は、人の心を当てる読心術ではありません。筆者も大学初年次の心理学概論でその前提を最初に教わり、観察法や実験法、調査法、面接法、そして統計が学びの土台にあると知って、心理学への見方が大きく変わりました。

心理学入門

心理学は基礎心理学と応用心理学に分けて説明されることが多いです。ただし、分野の切り方には決まったやり方はなく、媒体によっては20〜29種類と数え方が変わります。筆者も学部1年の頃、認知心理学と社会心理学の違いが分かりにくく迷いましたが、前者を「見える・覚える・注意する」といった心の仕組み、

心理学入門

心理学の本は数が多いだけでなく、入門書、大学向けテキスト、専門書が同じ棚に並ぶので、選び方を間違えると最初の1冊でつまずきます。筆者は大学・大学院で基礎科目の学習支援に関わるなかで、用語が一気に増える本や前提知識を当然のように求める本で手が止まる初学者を何度も見てきました。

心理学入門

社会心理学の核心は、他者が実際にそこにいるときだけでなく、頭の中で思い浮かべられているときや、その存在がほのめかされるだけでも、私たちの思考・感情・行動がどう変わるのかを科学的に明らかにする点にあります。

理論・研究

心理学史は、人物名を追うだけだとすぐ迷子になります。筆者自身、大学の心理学史の授業で1895年、1896年、1900年、1913年、そして1950〜1960年代が頭の中で入れ替わりがちだったので、この記事では最初に年表と比較軸という地図を置き、精神分析から行動主義、認知心理学、